日頃よりトリオ・ヴェントゥスを応援頂き有難うございます。
シューベルトと近現代作品を組み合わせたリサイタルツアー、東京公演と大阪公演をもって全日程を無事終えることができました。
東京公演では、鈴木輝昭氏の「ピアノ三重奏曲第2番」の世界初演を果たしたほか、リーム「見知らぬ情景 III」などを演奏。Hakuju Hallの極上の響きに包まれながら終演しました。
大阪公演では、ヘンツェ「室内ソナタ」などを緊張感を持って演奏し、全公演共通のシューベルト作品のアンサンブルはさらに深みを増しました。東京公演でも演奏したマルティヌーはグルーヴ感増し増しでした。
アンコールは、東京公演・大阪公演ともに
シューマン(キルヒナー編):カノン形式による6つの練習曲より第6曲 ロ長調
をお届けしました。
トリオにとって初めての試みが沢山詰まったツアー。また各地での公演が実現できる様メンバー一同願っています。
次回公演のお知らせ
作曲家・フェルッチョ・ブゾーニに焦点を当てたコンサートに、トリオ・ヴェントゥスのメンバーが出演いたします。イタリアで生まれ、ドイツを中心に活躍をした音楽家・ブゾーニは、J. S. バッハ作品の編集・編曲家として名高いですが、実はかなり幅広いジャンルで、濃密な作品を残しています。彼の室内楽作品は演奏される事が稀ですので、是非とも作曲家の知られざる一面を体感しにお越しください!
演奏会詳細・チケットはこちら
2022年3月23日(水)18:30開場、19時開演
ルーテル市ヶ谷ホール(東京都新宿区)
F. ブゾーニ:弦楽四重奏曲第2番ニ短調 op. 26
F. Busoni: Streichquartett Nr. 2, d-Moll, op. 26
バッハ=ブゾーニ:《半音階的幻想曲とフーガ》 BWV 903(チェロ&ピアノ版)
Bach-Busoni: Chromatische Fantasie und Fuge BWV 903, Bearbeitung für Violoncello und Klavier
F. ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 op. 36a
F. Busoni: Violinsonate Nr. 2, e-Moll, op. 36a
ヴァイオリン:廣瀬心香・森岡聡
ヴィオラ:古屋聡見
チェロ:鈴木皓矢
ピアノ:北端祥人
企画・レクチャー:畑野小百合